お相撲博多人形のはなし~序章~

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    こんにちは、たなマルです。






    九州場所もだんだん盛り上がってきましたね〜













    唐突な自慢ですけども、なんと僕は千秋楽の桝を知人と一緒にとってあるんですよ!


    よかろー^o^






    それまで優勝争いがもつれちゃったりして…豪栄道の横綱昇進がきまっちゃったりして…あー、ワクワクが止まらない!





    て事で今回は相撲関連のお人形について






    先日福岡三越の画廊で白彫会の新作展が催されました













    そこに僕は「けはや」とタイトルを付けたお人形を出品しまして、実はコレ今回のカタログの表紙にもなっています。











    全体はこんな感じ












    これ説明書きも何もなく展示していたので期間中も随分聞かれましたが、相撲好き、もしくは古代史好きにはとーっても有名な人で【当麻蹴速(たいまのけはや)】という人物





    相撲の起源とされているうちの一人ですね





    当麻蹴速は野見宿禰と垂仁天皇の命で力比べをして敗れ、命を落としてしまいます。






    これが日本で初めての天覧相撲でもある事で相撲の始祖だとされているんですね。





    ちなみに力比べに勝利した野見宿禰の子孫が菅原道真である、というのは知っても別に得はしない豆知識w






    次回はけはやさんの制作レポートです、駅前の穴ぼこ並みの突貫工事で仕上げなければならなかったのでこれまでとはチョット違う作り方デス、お楽しみに






    またね






    br /> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







    田中勇気博多人形工房では絵付け体験や人形教室を行っています、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。



    HP http://hakataningyo.boo.jp



    住所 博多区上川端町リノベーションミュージアム冷泉荘9-35A-41号室





    人形教室レッスン@胡粉溶き

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      こんにちは、たなマルです。




      人形教室の生徒さんで、グループ展をする方がいますのでご紹介します。










      "エロ"をテーマにしているそうで、フライヤーもシャレが効いています。





      場所は天神にあるcafeテイストファイブで9月1日から9月30日まで開催中です。





      ちなみに土日はカフェ自体がお休みで展示も見れないからご注意











      ウラ面もオモロイですね、そそり立つ黒いビルの地下一階ってw





      行ったら感想も書きますね〜









      さて今回は彩色のレッスンに入った生徒さんにご協力してもらい、胡粉の溶き方についてのレポです





      まずは胡粉ってなあに?という方へ






      胡粉とは日本で古くから使用されている貝殻を粉末状にした白色顔料の事





      白い肌が特徴的な博多人形には欠かせない顔料であり、溶き方や使用法も作家によって様々な違いがあります。








      そいではさっそくやってみよー







      まずは乳鉢に胡粉を投入










      擦ります










      空ずりと言い、この作業が甘いと塗った後表面に粒々が出てきてしまうのでご注意






      指で触って引っかかりが無くなったら別のお皿に移して『ニカワ』という動物の骨や皮から採れる不純物の多いゼラチンを少しづつ足していきます。










      胡粉がまとまってきて程よい柔らかさにします(耳たぶくらいと言われています、なんのこっちゃ)





      その耳たぶ胡粉をお皿にペチペチ叩きつけます






      これを"百叩き".と言いますが百回もやらんでいいです、表面にツヤが出てきたら終わり





      次に2、3分ぬるま湯に浸してアク抜きをします。





      ここでの注意点はお湯を80度以上に上げない事、80度以上でニカワの主成分であるタンパク質が分解して粘着力が無くなります。







      お気づきかとは思いますが、この間写真を撮るのを忘れています








      そいでは仕上げ、少しずつ水を加えていき液状になるまで溶いてゆきます




















      はい、しゅーりょー。





      慣れてきたらこんなに手がベタベタにはなりませんよw








      今回は少量しか要らないのでこのやり方なのですが大量になると違った方法になりすね。





      また僕が師匠から教わった溶き方だと、貝殻胡粉とチタン胡粉を等分混ぜて最後に水で溶いた後上澄みを捨てるというやり方でしたし他にも技法は様々です。





      量が要るのか、発色を良くしたいのか、定着を強くしたいのか、透明度を高めたいのか、不透明にしたいのか





      溶き方は様々ですが、技法とは全て目的のためにあるものなので正しいやり方なんてありませんね






      もっと言ってしまうとこの様に面倒な手順を踏んで胡粉を使う必要すら、自分の得たい目的が別のところにあるのなら無いワケです





      ちなみに博多人形の世界ではウオルトンという壁面塗装用の塗料を使っている人も多いです





      ただ、やり方を知らないと選択肢が少なくなってしまう理由から我が工房での彩色レッスンでは、最低一度は胡粉を使って仕上げてもらっております







      やってみると結構楽しいですしね







      彩色レッスンに入って来ている生徒さんも多くなってきたし、教える側としても楽しみは増す一方ですな〜





      来年には生徒さんの作品展が開けるようがんばろーっと












      スペシャルサンクス、撮影に協力してくれたTさんアリガトーございます^ ^












      またね





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      ピカチュウGETだぜ!

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        こんにちは、たなマルです。





        あんまり世間がポケモンで持ちきりなのでつい作っちゃいました。










        任天堂非公認なので売り物ではありません 笑






        て事でピカチュウ制作過程をご紹介





        モデルはこのピカチュウ











        まずは出来上がりの大きさを考えて手のひらサイズの塊を用意します











        キャラクターものは似せる事が大事なので、この時点でも縦横の比率をネタ元のピカチュウと同じにします




        次は顔を掘り出します。









        ピカチュウほぼ二頭身で顔幅より骨盤が少し広め





        横から見るとこんな感じ











        電気ネズミですが、フォルム的にネズミ感はほぼゼロ




        ヤンキーの女の子がピカチュウのパジャマ着てる、あの感じが二本足で立ってる時は一番近いですね〜




        手足と耳を付けてざっくり顔も書きました











        ここまで約10分、あとは乾かしながら仕上げていく作業






        ヘラで表面を磨いて行きます










        ポゥ!










        ポゥ!










        はい、出来上がり〜









        あ、しっぽ…気が向いたら作ろ




        こげな具合で、博多人形では基本何作ってもいいし、何でも作れます。


        意外かもしれないけれど当然っちゃ当然




        もちろん素材や技法が要求する形というのもありますので、つまり博多人形のバヤイ土ですね





        なのでカタチによっては博多人形の作り方よりも向いている素材や技法というのも世の中にはた〜くさんあります





        それを部分的にですが取り入れながら博多人形は今も進化を続けているのです。





        伝統は実は受け継ぐものもあれば時を経て変わっていく事もあります。





        かつての時代では達成出来なかった表現が今の時代だからこそ達成出来てしまう事もあるんですね





        昔からずっと続いている伝統文化や伝統工芸の良さって、変わらない物と変わった物が共存している所に僕はドキドキワクワクする事が多いように感じます。






        て事で尻尾は折れやすそうだからエポキシパテで作ろうかな 笑



        おわり



        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




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        博多人形秘伝の技法その一

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          最近はもっぱら塗装屋と化しているたなマルです。





          昨夜から今日の昼にかけてはトイレの塗装、頑張りましたよー!




          ビフォー







          アフター








          これでもう怖いなんて言わせない、ウォシュレットだって付いてるし便座だって暖かいんだからね!





          明日は壁の漆喰塗りです。




          ソロ人形師はツラヒ…






          でもでもちゃんと人形だって作ってますよ^ ^




          てな事で今回は博多人形の"生地押し"という作業のご紹介。





          そもそも博多人形には型が存在する事はご存知ですか??




          博多人形が発展した理由の一つに石膏で型を取る複製の技法を彫刻家から学んだ事にあります。




          それまでの単純な素焼き二枚型から複雑な石膏型への変化で人形自体も複雑化していきました。(僕の師匠の人形で100枚以上の割り型という恐ろしい物もありました^^;)




          技術が作品を変化させるパターンは画材や窯などの発達にもみられますね。




          おっと、話がそれそうなのでこの辺で終いにして生地押しですね!





          今回生地押しする人形はコレです。











          それの型がコレ










          さあ作業開始、レッツらゴー!






          まずは型に当たる部分の粘土をキレイに撫で撫でします










          そしてそれを型に押し込む









          エッチラオッチラ…





          こんな感じ









          型には当然凹凸がありますからプニプニ触って全部が均等に5ミリくらいの厚さになるようにします、厚みにバラつきがあると割れの原因になります





          お次は縁に土手を作ります。















          例えば人形を真っ二つに切断したとしたら断面に当たる所デスね 笑






          両方の土手に水を塗りーの










          いくよー!






          カパリんちょ









          お次は底ですね、開いたままだと底ちん人形になっちゃいますから 笑





          めん棒で板状にしますー











          底にも土手をつくり…あ、写真撮るの忘れた。







          板状粘土を貼り付けます!










          竹ベラでフチを落とします






          こんな感じ!





          んで空気穴を開けます






          空気穴を開けると空気に逃げ場が出来て膨らんでいた底が凹みます



          なので底をだいたい水平にしたら一旦空気穴を塞ぎ再び竹ベラでさらえます










          もっかい穴を開けたらかんせー












          しばし松





          すると石膏が水分を吸ってくれて人形との間に隙間が出来ました。









          ここまで来たらあとは仕上げ




          トントントントンヒノノニトン










          さあ型ぬきじゃい!








          デター!!





          一個ずつ抜いていきますよ!




          パコリ










          パコリ








          パコリ









          もいっちょパコリ!










          はーい最後はこんな感じです








          ふぅ、型を抜くときに生地に傷を付けたらいけないので気を使います





          型をバラバラにした状態







          別で型取りしてる右手とくっつけてヘラで細部の造形をし直してかんせーです^ ^





          先生ハーイ!














          何か最後はだいぶん駆け足になっちゃいましたね…



          その言い訳としては今深夜2時過ぎで疲れちゃったというのがあります 笑




          生地押し完全版はまた後日って事で!





          あと作業写真自分で撮るのむずいから誰か撮って下さい〜




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